中国、宇宙食に黒い食品”カシス”を採用?

中国、宇宙食に黒い食品”カシス”を採用?

中国は16日午後6時37分(中国時間)、中国北西部の甘粛省と内モンゴル自治区の酒泉衛星発射センターから有人宇宙船「神舟9号」を打ち上げました。

宇宙船には中国初の女性飛行士 劉洋飛行士を含む3人が搭乗ました。「神舟9号」は地球300キロ上空を周回中の無人実験機「天宮1号」とのドッキング実験を成功ました。

この打ち上げの情報として、中国宇宙飛行士科学研究訓練センターの李博士はCCTVのトーク番組で宇宙食について紹介しました。

李博士によると、昔の宇宙食はビスケットや真空パックになったものでしたが、今回の宇宙飛行士たちに支給された宇宙食は、美味しく栄養価の高い中国料理、特に3つの“黒い食品”を使った中国料理でした。カシスはこの黒い食品のメインとして中国料理宇宙食の食材に使われています。これらの黒い食品は、宇宙飛行士たちが厳しい宇宙環境の中でも健康で精力的に任務が遂行できるようにと、黒い食品の持つ抗酸化作用を強化したものでした。

厳しい宇宙環境での任務は、宇宙飛行士たちの抵抗力の低下を招くなど様々な健康被害をもたらすことが懸念されてきました。

強力な紫外線は、血液や免疫細胞を造る骨髄幹細胞に対して短期あるいは長期的に影響を及ぼします。特に狭い宇宙船の中では、ウィルスが蔓延しやすく、免疫力の弱った体は感染しやすいという悪循環も発生します。

2012年6月20日に中国現代健康報の記事によると、宇宙飛行士たちに支給された黒い食品には“カシス”“黒トマト”“桑の実”の3つの黒いフルーツが採用されています。3つの黒いフルーツは宇宙飛行士たちの免疫システムの低下に防止に役立つとされ、カシスの主要栄養素であるアントシアニンは血液の循環を促す効果や、強力な抗酸化作用が注目されています。

福島第一原子力発電所でのメルトダウン事故発生直後の2011年6月29日、産経新聞では、“カシスの抗酸化力が放射線の被害を予防”という記事が掲載されました。
(http://www.visionsmartcenter.com/news.php?news_id=4)
この記事では、チェルノブイリ原発事故で被ばくした子供に抗酸化ビタミンを与えると、酸化状態が改善したという事例を紹介しており、抗酸化力が豊富なカシスが放射線による被害を防ぎ、免疫機能を高めると期待されていると紹介しています。

様々な研究や実験で、健康維持や免疫効果を高めるには一日に200mgのアントシアニンを摂取することが望ましいと証明されています。ビジョンスマートセンターでは、アントシアニン210mgを配合したビジョン スマート スプリームを販売しています。

日本で消費されるカシスはニュージーランドや海外から

日本でのカシスフルーツの生産は青森市とその他のエリアで栽培されていますが、国内生産量は年間5トンです。日本で消費されるカシスのかなりの割合は、ニュージーランド及び、他の国から輸入されています。カシスのリキュール(お酒)は若い女性にとても人気がありますが、カシス自体は一般家庭の食卓ではなじみがありません。日本カシス協会はこの抗酸化力やアンチエージングの特性を強調し、このパワフルフルーツ、カシスを宣伝していきたいと考えています。